Microsoft Outlook 2021/2019等/Office365の設定例(POP方式)
このページではMicrosoft OutlookをPOP方式で利用する場合の設定例を説明します。
このマニュアルは2021年11月更新のOutlook(バージョン2111)に対応したものです。以前のOutlook(バージョン1902)用のマニュアルは<こちらのページ>をご覧ください。
また、Outlook2021/Office365等の製品名に関わらず、4桁のバージョンやビルド番号が一致すればインストールされているOutlookの内容は同じものとなります。
このページでは旧ウィザードを使用した設定例を説明します。
新方式に比べて分かりやすいので、こちらの方式のご利用をおすすめいたします。
コントロールパネルに「Mail」が存在しない場合は、新ウィザードを使用する設定手順 で行っていただくか、レジストリ設定によるアカウント作成画面の変更を行うことで、通常使用するアカウント追加のインターフェースを旧ウィザードのものに戻すことができます。
既にお客様ドメインのWebサイトが当社サーバーで運用状態にある場合はサーバー名・ポート番号は自動で設定されます。
ドメイン取得完了前や移転用仮ドメインでアクセスしている場合は手動で設定を行う必要があります。
コントロールパネルにログインして次の情報をあらかじめご確認ください。
コントロールパネルでの収容サーバの確認方法は<こちらのページ>をご覧ください。
以後の文章では次のような情報として説明いたしますので、適宜お客様の情報に置き換えてください。
※メールアカウントを手動で設定する場合のみ
ここでの設定では、POP、SMTPともにSSLで暗号化した通信を行う設定例です。
設定例の大きな流れは次のようになります。
このマニュアルは2021年11月更新のOutlook(バージョン2111)に対応したものです。以前のOutlook(バージョン1902)用のマニュアルは<こちらのページ>をご覧ください。
また、Outlook2021/Office365等の製品名に関わらず、4桁のバージョンやビルド番号が一致すればインストールされているOutlookの内容は同じものとなります。
このページでは旧ウィザードを使用した設定例を説明します。
新方式に比べて分かりやすいので、こちらの方式のご利用をおすすめいたします。
コントロールパネルに「Mail」が存在しない場合は、新ウィザードを使用する設定手順 で行っていただくか、レジストリ設定によるアカウント作成画面の変更を行うことで、通常使用するアカウント追加のインターフェースを旧ウィザードのものに戻すことができます。
既にお客様ドメインのWebサイトが当社サーバーで運用状態にある場合はサーバー名・ポート番号は自動で設定されます。
ドメイン取得完了前や移転用仮ドメインでアクセスしている場合は手動で設定を行う必要があります。
コントロールパネルにログインして次の情報をあらかじめご確認ください。
- 収容サーバ(www/pop等およびsmtpサーバ) ※メールアカウントを手動で設定する場合のみ
- 設定するメールアドレス
- メールアドレスを設定したUNIXアカウントとパスワード
コントロールパネルでの収容サーバの確認方法は<こちらのページ>をご覧ください。
以後の文章では次のような情報として説明いたしますので、適宜お客様の情報に置き換えてください。
収容サーバ(www/pop等)※
|
www77.inetd.co.jp |
収容サーバ(smtpサーバ)※ | smtp1.inetd.co.jp |
メールアドレス | suzuki@example.que.jp |
UNIXアカウント | abc1202 |
※メールアカウントを手動で設定する場合のみ
ここでの設定では、POP、SMTPともにSSLで暗号化した通信を行う設定例です。
設定例の大きな流れは次のようになります。
設定の開始
本項ではWindowsのコントロールパネルからOutlookのメール設定を開きます。
【ご注意】
以下の「アカウントの追加」からメールアカウントの追加を行う場合は、新ウィザードを使用する設定手順をご覧ください。
このページでは、「アカウントの追加」メニューは利用しない手順を説明します。
その他の方法として、レジストリ設定によるアカウント作成画面の変更を行うことで、通常使用するアカウント追加のインターフェースを旧ウィザードのものに戻すことができます。
※ Outlookのファイルメニュー内の「アカウント情報」を使って設定や詳細な内容確認はできません。必ずコントロールパネルから設定を行ってください。
【ご注意】
以下の「アカウントの追加」からメールアカウントの追加を行う場合は、新ウィザードを使用する設定手順をご覧ください。
このページでは、「アカウントの追加」メニューは利用しない手順を説明します。
その他の方法として、レジストリ設定によるアカウント作成画面の変更を行うことで、通常使用するアカウント追加のインターフェースを旧ウィザードのものに戻すことができます。
※ Outlookのファイルメニュー内の「アカウント情報」を使って設定や詳細な内容確認はできません。必ずコントロールパネルから設定を行ってください。
コントロールパネル内の「Mail (Microsoft Outlook)」を次のようにして開いてください。
[Windows]キーと[R]キーを同時に押し、ファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。名前の項目に「control」と入力し、OKをクリックします。
ユーザーアカウントをクリックします。
Mail(Microsoft Outlook)をクリックします。
※コントロールパネルに「Mail」が存在しない場合はこのページ冒頭の新ウィザードを使用する設定手順もしくはレジストリ設定をご覧ください。
Outlookのメール設定が表示されます。
[Windows]キーと[R]キーを同時に押し、ファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。名前の項目に「control」と入力し、OKをクリックします。
ユーザーアカウントをクリックします。
Mail(Microsoft Outlook)をクリックします。
※コントロールパネルに「Mail」が存在しない場合はこのページ冒頭の新ウィザードを使用する設定手順もしくはレジストリ設定をご覧ください。
Outlookのメール設定が表示されます。
メールアカウントの自動設定
既にお客様ドメインのWebサイトが当社サーバーで運用状態にある場合はサーバー名・ポート番号の自動設定が可能です。ドメイン取得完了前や移転用仮ドメインでアクセスしている場合は手動設定に進んでください。→【メールアカウントの手動設定】
電子メールアカウントをクリックします。
新規をクリックします。
メールアカウント情報の入力を行い、次へをクリックします。
サーバーが「.inetd.co.jp」で終わるドメインになっていることを確認してユーザー名にメールアドレスを設定したUNIXアカウント(この例ではabc1202)を入力し、OKをクリックします。
ご注意
完了をクリックします。
電子メールアカウントをクリックします。
新規をクリックします。
メールアカウント情報の入力を行い、次へをクリックします。
- 名前:メールアカウントに設定する名前を入力します。
- 電子メールアドレス:設定するメールアドレスを入力します。
- パスワード:メールアドレスを設定したUNIXアカウント(この例ではabc1202)のパスワードを入力します。
サーバーが「.inetd.co.jp」で終わるドメインになっていることを確認してユーザー名にメールアドレスを設定したUNIXアカウント(この例ではabc1202)を入力し、OKをクリックします。
ご注意
- サーバーが「.inetd.co.jp」で終わるドメインになっていない場合は正常に設定できていない可能性がありますので、続行しないでください。
- 設定するメールアドレスと同じドメインのWebサイトにSSL有効化・SSL証明書の設定が行われていない場合、以下のようなセキュリティの警告が表示される場合があります。
完了をクリックします。
メールアカウントの手動設定
電子メールアカウントをクリックします。
新規をクリックします。
自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)を選択し、次へをクリックします。
POPまたはIMAPを選択し、次へをクリックします。
メールアカウント情報の入力を行い、詳細設定をクリックします。
送信サーバーのタブをクリックします。
送信サーバー(SMTP)は認証が必要をチェックし、詳細設定のタブをクリックします。
メールサーバー情報の入力を行い、OKをクリックします。
次へをクリックします。
テストが正常に完了することを確認し、閉じるをクリックします。
完了をクリックします。
新規をクリックします。
自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)を選択し、次へをクリックします。
POPまたはIMAPを選択し、次へをクリックします。
メールアカウント情報の入力を行い、詳細設定をクリックします。
- ユーザー情報
- 名前:メールアカウントに設定する名前を入力します。
- 電子メールアドレス:設定するメールアドレスを入力します。
- サーバー情報
- アカウントの種類:POP3を選択します。
- 受信メールサーバー:コントロールパネルで確認した収容サーバ(www/pop等)の情報を入力します。
- 送信メールサーバー(SMTP):コントロールパネルで確認した収容サーバ(smtpサーバ)の情報を入力します。
- メールサーバーへのログオン情報
- アカウント名:メールアドレスを設定したUNIXアカウント(この例ではabc1202)を入力します。
- パスワード:メールアドレスを設定したUNIXアカウント(この例ではabc1202)のパスワードを入力します。
送信サーバーのタブをクリックします。
送信サーバー(SMTP)は認証が必要をチェックし、詳細設定のタブをクリックします。
メールサーバー情報の入力を行い、OKをクリックします。
- サーバーのポート番号
- 受信サーバー(POP3):995を入力します。
- このサーバーでは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要をチェックします。
- 送信サーバー(SMTP):465を入力します。
- 使用する暗号化接続の種類:SSL/TLSを選択します。
次へをクリックします。
テストが正常に完了することを確認し、閉じるをクリックします。
完了をクリックします。
設定内容の確認
まず、上記の「設定の開始」の項目を参考にしてWindowsのコントロールパネルからOutlookのメール設定画面を開き、電子メールアカウントをクリックします。
※ Outlookのファイルメニュー内の「アカウント情報」を使って設定や詳細な内容確認はできません。必ずコントロールパネルから設定を行ってください。
設定内容を確認したいメールアカウントを選択し、変更をクリックします。
選択したメールアカウントの設定内容の確認を行います。
注意事項1
注意事項2
※ Outlookのファイルメニュー内の「アカウント情報」を使って設定や詳細な内容確認はできません。必ずコントロールパネルから設定を行ってください。
設定内容を確認したいメールアカウントを選択し、変更をクリックします。
選択したメールアカウントの設定内容の確認を行います。
注意事項1
- ユーザー情報の「電子メールアドレス」に正しいメールアドレスが入力されていますか?
- サーバー情報の「アカウントの種類」にPOP3が表示されていますか?
- サーバー情報の「受信メールサーバー」にコントロールパネルで確認した収容サーバ(www/pop等)の情報が入力されていますか?
- サーバー情報の「送信メールサーバー(SMTP)」にコントロールパネルで確認した収容サーバ(smtpサーバ)の情報が入力されていますか?
- メールサーバーへのログオン情報の「アカウント名」にメールアドレスを設定したUNIXアカウントが入力されていますか?
- 伏字になっているパスワードはメールアドレスを設定したUNIXアカウントのパスワードが正しく設定されている必要があります。
- メールサーバーへのログオン情報の「メールサーバーがセキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)に対応している場合には、チェックボックスをオンにしてください」のチェックが外されていますか?
注意事項2
- こちらの設定画面は1枚目画像の「詳細設定」をクリックし、上部の「詳細設定」タブを選択することで表示されます。
- サーバーのポート番号の「受信サーバー(POP3)」に995が入力されていますか?
- 受信サーバー(POP3)の「このサーバーでは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要」がチェックされていますか?
- サーバーのポート番号の「送信サーバー(SMTP)」に465が入力されていますか?
- 送信サーバー(SMTP)の「使用する暗号化接続の種類」にSSL/TLSが選択されていますか?
レジストリ設定によるアカウント作成画面の変更
以下の手順でレジストリ設定を行うことで、Outlookで通常使用するアカウント作成画面を旧ウィザードのものに戻すことができます。
[Windows]キーと[R]キーを同時に押し、ファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。名前の項目に「regedit」と入力し、OKをクリックします。
左側のエクスプローラーに表示されている項目を以下の順でクリックします。
上部メニューの 編集 をクリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。
続いて、作成した項目の名前として「DisableOffice365SimplifiedAccountCreation」を入力します。
作成した項目を右クリックし、修正 を選択します。
値のデータ に「1」を入力し、OK をクリックします。
これで設定は完了です。
Outlookで通常使用するアカウント追加のインターフェースが旧ウィザードのものに変更されます。
[Windows]キーと[R]キーを同時に押し、ファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。名前の項目に「regedit」と入力し、OKをクリックします。
左側のエクスプローラーに表示されている項目を以下の順でクリックします。
「HKEY_CURRENT_USER」→「SOFTWARE」→「Microsoft」→「Office」→「16.0」→「Outlook」→「Setup」
上部メニューの 編集 をクリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。
続いて、作成した項目の名前として「DisableOffice365SimplifiedAccountCreation」を入力します。
作成した項目を右クリックし、修正 を選択します。
値のデータ に「1」を入力し、OK をクリックします。
これで設定は完了です。
Outlookで通常使用するアカウント追加のインターフェースが旧ウィザードのものに変更されます。